2010/10/29

第12回MS 三好 雅典氏/壁を破る

タイトル:壁を破る
講師:三好 雅典氏(社団法人倫理研究所 参与)
日時:2010年10月29日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F

本日は倫理研究所参与の三好雅典氏を講師にお招きした。前日の役員研修に引き続いてのMSとなった。三好氏は優しく滑らかな語り口で、経営に立ちはだかる壁とその乗り越え方について、お話を頂いた。経営を阻む壁の中で最も多いのは、「企業は人なりとも」言うとおり、人の問題ではないか?と氏は云う。企業に纏わる人とは社員、お客様、家庭であり、経営者の性格や生活姿勢によって、それらに多くの影響を及ぼし、時には壁となって健全な経営を阻む事になると。例えば、消極的な心(恐れ、怒り、悲しみ、ねたみ、不足不満の心)は「やる気」を阻む壁となる。それらを打開するには、自分が今、あるのは誰のお陰か、誰の恩を受けたのかなど、改めて自分の立場を認識し、また創業時の創業者の精神に立ち返り、目的意識を明確にする事であり、積極的な行動が、周りの人たちを変え、忍び寄る危機や壁を乗り越えられると教えて頂いた。正に倫理の実践と学びではないか。シンプルに聞こえるが非常に深く、また簡単ではない実践ではないかと改めて考えさせられた。三好参事、ありがとうございました。

2010/10/22

第11回MS 原田 周二氏/地域経済と政治の関わりについて

タイトル:地域経済と政治の関わりについて

講師:原田 周二氏(有限会社原田運送 代表取締役)
日時:2010年10月22日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F

本日は当会会員でもある、原田運送株式会社 代表取締役、原田周二氏を講師にお招きした。原田氏は横須賀を拠点に運送業を展開する原田運送の代表である。今年創業50周年を原田運送は、創業以来黒字経営を続けている。現在は運送業に加え、レンタルスペース事業及び、リサイクル事業も展開している。リサイクル事業は、三浦半島エネ全域、逗子葉山、藤沢横浜方面一部にて廃食油を回収し、バイオディーゼル燃料として利用するという、循環型リサイクルシステムを自ら実践している。MSにいらっしゃる際に乗って来られる車もこのバイオディーゼル燃料を使っている。

原田氏は1941年生まれの69歳であるが、年齢を感じさせないパワーを常に発しておられる。そのエネルギーは本業だけではなく、地域社会への貢献へも向けられており、現在、会社内に「地域何でも相談所」といういわば駆け込み寺的な相談所を設け、地域のお困りごと、お困りの方々の相談にも乗っている。年齢的なことや、創業以来黒字経営を続けている会社のトップであれば、当然の事ながら悠々自適な隠居生活も不可能ではなかったが、氏曰く、世の中に多数存在する大きな問題を見て見ぬ振りは出来かった、との事。しかしそれらの問題を解決する為には一人の力ではどうする事も出来ない、そこで、政治の世界への転進を思い立ったそうだ。

残念ながら前回の選挙ではその夢を果たせなかったが、そのくらいで物事を諦める方ではない。行政に頼らない自立型社会の実現や学童保育の充実などを掲げ、氏は次回の選挙に向けて、既に動き出している。講話を締めくくった氏の「世の中に存在する様々な問題を自分の事として捉えて欲しい」という言葉が特に印象的だった。1人1人が世の中の問題を主体的に捉えて行動する事で、きっと世界は少しづつ良くなって行くのだと思う。原田氏には負けていられない。それに続く我々の世代も何か行動を起こさなくてはいけないと考えさせられる朝となった。原田様、ありがとうございました。



有限会社原田運送ホームページ
原田周二氏プロフィール

2010/10/15

第10回MS 石井 直樹氏/CSRには効き目があります。ついでに!無理なく!達成感のある事をしよう!

タイトル:CSRには効き目があります。ついでに!無理なく!達成感のある事をしよう!
講師:石井 直樹氏(石井造園株式会社 代表取締役)
日時:2010年10月15日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F

本日は当会会員でもある、石井造園株式会社 代表取締役、石井直樹氏をお招きした。石井氏の経営する石井造園株式会社は、CSRに積極的に取り組み、「横浜型地域貢献企業」の認定を受けている。また、本業の造園業においても平成19年度の横浜市優良工事請負業者を受賞している、21世紀型の優良企業である。

CSRとは、「Corporate Social Responsibility」の頭文字をとった表現で、日本語では一般的に「企業の社会的責任」。企業はただ利益を出すだけではなく、地球環境や従業員、地域社会に対して配慮をし、社会的な責任を考えた経営をしなければならないという考え方。(石井造園株式会社ホームページより引用)この言葉自体は既に一般的であるが、大手企業以外はわかっていてもなかなか具体的な取り組みを行うことが出来ずにいるのが実際のところではないだろうか。

しかし、石井造園様は従業員10名の小企業にも関わらず、CSRを特別なものとせず、日常的に実践している点が素晴らしい。石井造園は昭和40年創業の会社で、石井社長はその2代目の社長。ご商売柄か、幼い頃から、地域の人々や環境を大切にする地域貢献の考え方を自然に教え込まれたそう。石井造園のCSRへの取り組みのキャッチフレーズは、「ついでに、無理なく、達成感のある事を」だそうで、これもこれからCSRを行おうと考えている企業にとって大きなヒントが含まれている。

「ついでに」とは、本業に関係あることを、「無理なく」行うことで、一過性にならず継続して行えるのだそうだ。また「達成感にあること」とは、人類にとって避けることの出来ない、今後の大きなテーマである環境問題についての取り組みを中心に行う事で、達成感と充実感を味わう事が出来るとの事。なるほど、正に21世紀型企業、そのものと実感した。

石井社長は単なる利潤追求の組織を作っているではなく、正に社会の公器作りなのだと感じた。それを率先垂範する石井社長には既に大経営者の風格が備わっているように思えた。石井様、ありがとうございました。

石井造園株式会社のホームページ(CSR活動報告なども掲載されています。)

2010/10/12

逗子葉山倫理法人会/新会員歓迎パーティー

日時:2010年10月12日(火)19:00~21:00
開場:シーサイドイタリアンレストラン「カンティーナ」

8月5日の正法人会設立にあたり、多くの皆様に当会趣旨へのご賛同、ご入会頂きました。本日は新旧会員の交流、親睦を兼ねたパーティーを開催し、多くの皆様にご出席頂きました。新会員の皆様を中心に自己紹介や自社PRなどを頂き、大いに盛り上がりました。 
ご出席いただきました皆様、ありがとうございました。また残念ながら欠席だった皆様、ぜひ、またの機会にご参加下さいますようお願い致します。





2010/10/08

第9回MS 白木 大五郎氏/企業リスクとコンプライアンス

タイトル:企業リスクとコンプライアンス
講師:白木 大五郎氏(企業リスク研究所代表)
日時:2010年10月8日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F

本日は鎌倉倫理法人会会員でもある、白木大五郎氏を講師にお招きした。白木氏は企業リスクマネジメントの第一人者として、各種メディアへの露出も多数。また、企業リスク、コンプライアンスのポイントを川柳に纏めた著書「あなたの会社は大丈夫?」(丸善プラネット刊)も大変好評で大手企業からの講演依頼が絶えることがないそう。氏は福岡生まれ、早稲田大学法学部卒業後、日立製作所に入社し、労務、人事、総務部門、日立製作所理事を歴任。日立電子サービス株式会社、取締役を経て退職後、平成19年に「企業リスク研究所」を設立し、大手企業、大学などの教育機関、各種法人会などでの講演活動を展開している。日立グループは974社、32万人を抱える国内最大手企業グループゆえ、大きな災害、事故などが発生すると大抵の場合、グループ企業の社員又はその家族が含まれている事が多く、あらゆる企業リスクやコンプライアンスを経験されて来ている。正に企業リスクとコンプライアンスのプロフェッショナルである。今回、通常2時間~3時間かけて行うセミナーの内容を45分で行って頂いたため、ダイジェスト的な内容となったのは残念だったが、随所に「なるほど」と頷ける気付きが多数あり、非常に充実したMSとなった。中でも印象深かったのは、「不祥事防止システムの構築は性弱説の視点で」という事。性悪説でも性善説でもなく、性弱説である。人間は本来弱い生き物であり、人間の弱い一面が露出しないシステム作りが必要との事。笑うセールスマンではないが、不祥事は心の隙間から忍び込んで来るものなのだろう。また、やはり企業の最終責任者はトップであり、不祥事に対する対応はトップ自身が先頭に立ち率先垂範すべきだという話。昨今の企業不祥事の初動対応にて、トップの対応で企業イメージを損なった事例を我々は数多く目の当たりにして来ている。やはり、そういう時こそリーダーの資質が問われるのだ。加えて企業リスクのマネージメントには日常的な社員満足度(ES)も非常に重要なファクターとなる。経営者には耳の痛い話ではあるが、不祥事報告を隠さず、報告出来る雰囲気作りが重要。社員にとっての最大の職場環境は何か?それは上司である。という白木氏の言葉にはっとした参加者も少なくなかったよう。ESの視点による企業経営は企業リスクの最小化に留まらず、企業発展、業績向上にも大いに貢献すると感じた。白木様のお話はまた別の機会に充分な時間の中でお聴きしたいものである。白木様、本日はどうもありがとうございました。















【朝食会から】
白木氏のご実家は福岡の有名な醤油醸造会社であったそう。現在は醤油の生産は行っていないが、名前を残し、世界初、醤油ソムリエの居る醤油バー「バル福萬醤油」を経営されている。バル福萬醤油店舗は、福萬醤油の親戚筋で、宗像郡神湊で150年の伝統を誇る中丸醤油や、同じ親戚筋の伝統155年の歴史を誇る博多醤油老舗上久醤油の特選商品の販売や大浜大地が厳選した九州の醤油商品を販売しており、バーカウンターは、全国や海外の200種類の珍しい美味しい醤油のテイスティングが出来るらしい。白木氏は福岡の「醤油」を世界に発信し、福岡経済への貢献をした
いという夢もお持ちである。何とも素晴らしい活動であり、ぜひ応援したいものである。

福萬醤油のホームページ

2010/10/01

第8回MS 武井 貞善氏/幸福への術(ワザ)

タイトル:幸福への術(ワザ)
講師:武井 貞善氏(恵玉 代表)
日時:2010年10月1日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F

本日は講話者として、当会会員でもある、恵玉代表、武井貞善氏をお招きした。氏は役所勤務を経て、現在は、長く研究している九星気学、姓名判断などを独自に組み合わせ、この分野からのビジネスコンサルティングを行っている。本日は各自の九星がわかる早見表などを見ながら、九星、気学などをわかり易く説明頂いた。過去の経験に照らしてみるとこれらの暗示する事が大いに実証できるとの事。2割程度はこの見えない力に影響を受けているのではないかと。氏はこれらの考え方を知ることで、ビジネスやその他の物事を良い方向に転換できると説く。九星気学からわかる事は現在の運気、運気の改善・向上の方法、吉方の取り方、商品の発売日、発表日、発展する会社名、売れる商品名、本店・支店の適切な場所、行動指針の決定・決断、など様々でこれらを知ることでビジネスを良い方向に進められるとの事。実際にトヨタ自動車やスズキ自動車などは新車の発表日などは、これらを参考にしながら決めているらしい。その他、大手企業でも参考にしている会社は数知れないそう。やはり万事を尽くした後は、見えない力をも見方につけようと思うものなのだろう。残念ながら時間が短く、深いところまでのお話はお聞かせ頂く事は出来なかったが、ぜひまた機会があればお話をお聞きしたいものである。武井様、本日はありがとうございました。

【実践のきっかけ】

【実践のきっかけ】 毎週開催されるモーニングセミナー ただ漠然と参加するのではなく 意識を持って参加すれば 自ずと実践による学びが深くなる 倫理研究所 法人局 普及事業部 首都圏方面 担当研究員 鶴川 宗弘 講師も ...