2010/11/26

第16回MS 中筋 宣貴氏/中小企業だからこそ出来る「クレド」を使った組織改革

タイトル:中小企業だからこそ出来る「クレド」を使った組織改革
講師:中筋 宣貴氏/横浜労務総合オフィス 代表
日時:2010年11月26日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F

本日は当会専任幹事の中筋宣貴氏を講師にお招きした。中筋氏は横浜で社労士事務所を開業しているが、通常の業務に加え、ESクレドという手法を使った組織改革を提案し、多くの企業で成果をあげている。また、先日10月1日には、初の著書となる「ESクレドを使った組織改革」(税務経理協会)を上梓したばかりという事で、出版記念の講話となった。

クレド(信条)と言う言葉は、リッツカールトンで有名になり、最近では企業トップのクレドを語る番組もあるくらい一般的になったが、は元々ラテン語で、「企業の信条や行動指針を簡潔に記したもの」と言う意味だそうである。

一方、ES(Employee Satisfaction)とは、言葉の通り、社員満足と言う意味だそう。

給与の額だけではなく、むしろ所属企業における貢献度を感じられるかどうかや、顧客、消費者などから感謝されること、社会への貢献、仕事を通じて成長する事ができる事などが、「社員満足度」の向上になるそうだ。

社員満足度が向上するとどうなるか。ひいては顧客満足(CS)に繋がり、業績の向上に繋がるという。なんと素晴らしい考え方であろうか。

少し前までは、盛んにCSが叫ばれ、それを強調するがばかりにESが蔑ろにされて来たが、ESなくして、本当のCSを実現するのは困難であり、ESを重視する考え方は、これからの企業には必須になるのではないだろうか。

ESを実践する企業として、昨今マスコミでも有名になった「日本理化学工業(株)」の例などもお話頂いた。

ESクレドとは、企業トップが作成し、社員へトップダウンで浸透させる「経営理念」をベースに社員個人個人が作成するものなのだそう。研修プログラムやミーティングなどで、社員が自ら自分達のクレドを作成する事で、企業運営に主体的に関わる積極性や、正しい行動基準が確立され、強い組織が出来上がる。

ではクレドの作り方はどうするのか?という事で、簡単なワークも行った。まず、「仕事をする上で大切にしている事」を3つ考えた後にひとつの文章に纏める。次に「顧客に提供している商品、サービス、付加価値」を3つあげ、それをひとつの文章に纏める。それを掛け合わせて、今度は5つの文章にする。すると不思議な事にクレドのベースが出来上がる。非常に短時間でクレドを認知させ身近なものに感じさせるプログラムであり、参加者から驚きの声があがった。

ESクレドを用い、企業の組織改革、ひいては業績UPに繋がるアプローチは素晴らしい。もしかしたら、企業の業績向上、危機脱出の一番効果的な方法ではないかとも思えた。社労士の概念を大きく超えた、組織改革請負人、中筋氏の今後の活動からは目が離せない。
















【リンク】

2010/11/19

第15回MS 稲里 玖実子氏/今なら間に合う~日本の森が危ない~

タイトル:今なら間に合う~日本の森が危ない~
講師:稲里 玖実子氏/株式会社ヒューマンアソシエイツ 代表取締役/濤川平成塾事務局代表
日時:2010年11月19日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F

本日は当会幹事でもある、稲里玖実子氏をMS講師にお招きした。稲里氏は、ニッポン放送「テレフォン人生相談」の回答者などの教育相談に取り組み、多数の著書を残した濤川栄太氏の秘書を務め、現在は多くの環境保護活動に取り組んでいる。本日はその活動内容と昨年逝去された濤川栄太先生についてお話頂いた。

稲里氏は現在、日本の美しい森林を後世に残すために「日本熊森教会」と「NPO法人奥山保全トラスト」の活動に従事し東奔西走されている。その精力的な活動ぶりは目を見張るものがある。

「日本熊森教会」はクマと森がシンボルの実践自然保護団体で、「森を残し、全生物と共存しなければ、人間も生存できない」という理念のもとに実践を行っている。豊かな森を残し、増やす事は、健全な森の象徴でもあるクマの保護にも繋がるという考え方なのだそうだ。戦後に植林、造林されたものの、輸入建材との価格差から使い道がなくなり、放置された数多くの森林が日本中に点在し、それらの杉・桧の人工林には下草も低木も生えず、言わば茶色い砂漠化しており、動物たちの餌やすみかも無く、死の森と化しているらしい。死の森は当然森としての役割である、保水効果などが無く、洪水や山崩れの原因となっている。また泥水が海に達し、海の生物や魚介類にも悪影響を及ぼす。豊かな海は豊かな森によって育まれるのである。そのような森は岩がむき出しになってしまうと再生が不可能になってしまう。そこで、熊森教会では、幼稚園生でも簡単に出来る「皮むき間伐」を行い、多くの森の再生を行っている。この方法は木の幹に筋をいれ、一気に上部まで皮をむくことで、間伐木自体の扱いが簡単になり、建材としても使用できる優れた方法なのだそうだ。また酸性雨によって酸化した土壌の改善には竹炭や木炭を埋め土壌の改良にも成功しているとの事。当会の役員の方も実際にこれらの活動に参加した方もいる。

また、「奥山保全トラスト」は、国に頼らずに民間にて「日本の水源と文化を支えてきた原生的な森を大規模に買い取り、そこに棲む動物ごと丸々、国にかわって永久保全していこう」活動で、英国のナショナル・トラストを参考にして行われている。既に12ヵ所の水源地の購入に成功している。当団体のホームページには「国民の皆さんのトラスト(信託)に、こたえられるよう、スタッフ一同、人生をかけます。」とある。人生をかけてこれらの活動を行っているのである。何とも頭の下がる事であろうか。水にまつわる話題は昨今マスコミの報道を賑わしている。温暖化の影響により、近い将来、地球上で水不足が起こり、水の取り合いの戦争が起こるのではないかという事や、外国資本や企業が水源地を買い漁っている事等。「奥山保全トラスト」は一個人、一企業の利益のためではなく、まさに全国民のために人生をかけて活動を行っているのである。

これらの自然保護活動は倫理法人会とも決して無縁ではない。「日本熊森教会」の活動は社団法人倫理研究所の地球環境倫理推進賞を受賞しているのである。
稲里氏が、このような環境保護活動に専心するようになったきっかけは師である濤川栄太先生の影響であるとの事で、濤川先生の事についてもお話を頂いた。濤川先生は晩年「地球益」「地球共同体」という考え方を提唱し、全人類が命がけで地球を守らなくてはいけないと唱えた。「地球が完全に病みきれば、絶滅するのは、私達人類をはじめとする生きものなのです。」(地球環境教科書「今なら間に合う」まえがきから抜粋)引きこもりの子どもを僅かなカウンセリングで部屋から出させた事や、子育てに悩む親たちを数多く救った事等、濤川先生のいくつかのエピソードは非常に興味深く、正に博愛に満ち溢れた方であった事が伝わって来た。残念ながら昨年逝去されてしまったが、ぜひ一度お目にかかってみたかったと改めて思った次第である。稲里氏が「日本熊森教会」等の環境保護活動に取り組むのは、濤川先生からの無言のメッセージを受けたミッションのような気がしてならないのである。その活動について知った我々も何かを実践しなくてはならない。ひとりひとりの力は無力ではなく、微力である。しかし、その力が集まれば大きな力になる。経営者である前に、日本人である前に、我々は地球人である。地球環境を守るというテーマに向かって人類がひとつになる時が来たのだ。何か始めなくてはいけない。無関心ではいけない。そんな事を考えさせられる朝であった。環境保護活動に熱心に取り組む稲里氏の姿はなんと清清しく、眩しく光り輝いている。我々も自分達の使命のために生きなくては、こんなに輝けないのだと思う。多くの気付きを頂いた稲里様、本当にありがとうございました。

【リンク】ぜひこちらもご参照下さい。
日本熊森協会
NPO法人奥山保全トラスト
濤川栄太メモリアル

2010/11/12

第14回MS 伏木 久登氏/なぜそれは起こるのか

タイトル:なぜそれは起こるのか
講師:伏木 久登氏(社団法人倫理研究所 法人普及事業部 首都圏方面長)
日時:2010年11月12日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F

本日は倫理研究所から、伏木方面長を講師にお招きした。伏木方面長はその柔らかな外見と語り口からは一見想像できないような、鋭い言葉をズバッと発する凄い方だ。先日当会会長が合同モーニングセミナーにて体験報告を行った際のコメントにはドキッとさせられた。逗子葉山倫理法人会は、会長が先頭に立ち、見事なリーダーシップを発揮し、先日正法人会化を達成する事ができた。また、会長は普及活動に邁進し、ただひたすら倫理普及活動に奔走する中で、本業や家庭に奇跡的な出来事がいくつも起きた事を報告したのだった。その内容は素晴らしく、聞くものの多くに感動を与える内容であったのだが、コメンテーターの伏木方面長はずばり苦言を呈したのである。成功している時こそ、気を緩めては行けない、倫理活動には終わりがなく、そんなに簡単なものではない。もっと深いものであると・・・。恐らく一番はっとさせられたのは当会会長ではなかっただろうか。我々にとってもそのコメントは倫理の奥深さを再認識させられる重い言葉であった。

講話でも様々な示唆に富んだお話をお聞かせ頂いた。現代は変革の多い時代であり、「乗り切る」のではなく「乗り換える」くらいの変革が必要なのではないか。より柔軟な発想の転換が求められるのではないか、といったお話。また、雑誌に掲載された「日本一礼儀正しい工業高校」の話などを例にとり、明るい挨拶の重要性や、戦後日本文化や伝統を捨て、欧米化し、日本人としてのアイデンティティを失ってしまった事の弊害などなど・・・もっとお話をお聞きしたかったが、時間が限られており今日はここまでとなった。またいつかもっと長い時間、じっくりとお話をお聞かせ頂きたいものである。改めて倫理の深さを思い知らされる朝となった。我々はまだ入り口に立ったばかりなのである。伏木方面長、本日はありがとうございました。

2010/11/05

第13回MS 進藤 龍也氏/刑務所伝道~日本をよくするために~

タイトル:刑務所伝道~日本をよくするために~
講師:進藤 龍也氏(「罪人(つみびと)の友」主イエス・キリスト教会 牧師)
日時:2010年11月5日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F


ついにあの人がやって来た。前日のイブニングセミナーに引き続き、本日のMSには、進藤龍也牧師をお迎えした。進藤牧師は前科7犯の元ヤクザという、その類まれなる経歴から語られる事が多いが、牧師として、そして何より人間としての魅力に溢れる方だ。そばにいるだけで人間の温かみを感じる事の出来る方である。その進藤牧師は、刑務所服役中に聖書と電撃的な出会いをし、神の言葉に触れ、出所後、同じような境遇から抜け出せずにいる人々を救うために、牧師になった。正に牧師になるべくしてなった方のように思えてならない。

逗子葉山倫理法人会と、進藤牧師の出会いに、忘れてはならない人がいる。まずは、当会副会長の関氏だ。TVで紹介された進藤牧師の事を、社員であり、当会会員でもあった佐藤一志氏に紹介した。佐藤氏は末期ガンに侵されており、当時余命は僅かであると宣告されていた。その佐藤氏は進藤牧師を尋ね、意気投合。なんと翌日に茅ヶ崎の海岸で洗礼を受けたのである。残念ながら、佐藤氏は8月23日に神のもとに召されたのだが、最後まで教会に通い続け、進藤牧師とご家族、そして教会の皆様が最後まで佐藤氏を見守り続けてくれたのである。佐藤氏が洗礼を受けた日の写真を見せて頂いた。その写真の笑顔がなんと素晴らしかったか。死を目前にした人があれほど、透き通った笑顔を見せる事が出来たとは、一人の友人としても嬉しい限りであったと同時に、進藤牧師の素晴らしさに感激と感謝の気持ちを抱かざるを得なかった。進藤牧師が逗子で講演している姿に、佐藤氏の存在を思い出さずにいられず、会場内にその存在を感じずにはいられなかった。佐藤氏は正法人会化へ向けた普及活動にも積極的に尽力頂いたばかりか、いつも一番最初に会場に来て、会場設営などを率先して行っていた。正に実践の人だった。

進藤牧師はMSにて、刑務所伝道の重要性を語って頂いた。
氏曰く、刑務所の状況を変えることで、日本をより良い社会にする事ができるのだそうだ。実際に刑務所での服役を経験している氏だからこそ、わかる事であり、刑務所伝道は氏のミッションであるという。

日本国内で発生している犯罪の70%は再犯によるものであり、受刑者は平均5.5回服役しているのだそうだ。この数字は刑務所に服役した人々が更正をしていないという紛れもない事実を証明しているのである。

ではなぜそういうことが起こるのか?
(1)日本の刑務所では何故、犯罪を犯してはいけないのかという教育がない。
(2)カウンセリングがない。
(3)社会復帰のための受け入れ施設が非常に少ない。
(4)懲役の強制労働で得られる賃金は初任給ひと月700円からであり、社会復帰持参金にもならない。
などが原因となっているとの事である。

進藤牧師は、これらの状況を変えるべく、受刑者との面会や手紙の遣り取り、出所者のケアなどを行っている。昨今の時代背景もあるのか、刑務所の殆どは、稼働率が100%を超える状況であり、受刑者のために多くの税金が使われており、受刑者を減らす事は、我々にとっても無縁な事ではないのだそうだ。

また、進藤牧師の口から、多くの聖書の言葉が語られたが、それらには丸山先生の言葉との共通点を多く見つけることが出来た。

「行い(実践)の伴わない信仰は死んでいる」、「怠け者は朝を憎む」正に同じなのである。参加者の多くが、倫理の根底にもある聖書に興味を持ち、早速読んでみると言っていた。正しい考え方は共通しているのだろう。

刑務所の中で会った受刑者は、ほぼ100%、家庭環境に問題があるという。これもやはり家庭が全ての基本であるという倫理の考え方を実証する事実ではないだろうか。

いろいろな意味で気づきが多い講演となった。進藤牧師、同行頂きました奥様、そして天国の佐藤さん、ありがとうございました。アーメン。

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進藤龍也牧師ブログ



2010/11/04

イブニングセミナー(進藤龍也 牧師 講演会)のご案内

お陰様で大盛況のうちに終了致しました。
ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。




逗子葉山倫理法人会では、来る11月4日に「罪人の友」主イエス・キリスト教会 進藤龍也氏をお招きし、イブニングセミナーを開催致します。皆様奮ってご参加下さい。
(会員以外の方もご参加頂けますので、お気軽にお申込下さい。)「罪人の友」主イエス・キリスト教会 進藤龍也 牧師 講演会
進藤牧師だから語れる「サーバントリーダーシップ」

日時:2010114日(木)18:30開場 19:00開演
場所:逗子文化プラザ市民交流センター
会費:2,000円 

【お申込・お問合せ】
電話、FAX、E-mailのいずれかにてお申込下さい。
逗子葉山倫理法人会 事務局
TEL:046-874-0470
FAX:046-872-5073

■サーバントリーダーシップとは
リーダーが部下のサーバント(奉仕者)となり、部下の自主性を尊重する「奉仕型リーダーシップ」である。従来型の上意下達の「命令型マネジメント」に変わる、新しいリーダーシップスタイル。1970年ロバート・グリーンリーフによって提唱された。

■進藤龍也(しんどう・たつや)牧師 プロフィール
1970年埼玉県生まれ。18歳でヤクザにスカウトされ住吉会系の暴力団の組員に。組長代行となるが覚醒剤が原因で降格。3度目の服役中に差し入れの聖書を読み改心。出所後洗礼を受けJTJ神学校に入学し、卒業後開拓伝道を開始。現在、単立〔罪人の友〕主イエス・キリスト教会牧師、刑務所伝道ミニストリー代表、VIP川口ホープチャレンジ代表。

【著書】