タイトル:支援とは何か?
講師:土居 清美氏/認定NPO法人タヤマ実践カレッジ 理事長
日時:2011年1月21日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F
土居 清美氏 プロフィール
1959年生まれ。北九州出身。小倉高校、山口大学卒業後、リクルート入社。
その後、独立し現在に至る。
平成19年にカンボジアに赴任。日本語学校を立ち上げる。平成21年にはチェンマイに2校目を立ち上げ、現在は日本と現地を往復している。
認定NPO法人タヤマ実践カレッジ Webサイト
本日は、認定NPO法人タヤマ実践カレッジ理事長 土居清美氏を講師にお迎えした。タヤマ実践カレッジはタヤマ学校が母体となるNPO法人で、現在日本に存在する約4万社のうち、200社程度(0.5%)のみに与えられる、"認定"の冠をもつNPO法人である。タヤマ学校は43年の歴史を誇る日本有数のビジネススクールであり、当会にも卒業生が数名在籍している。今回はそのご縁で講話実現したと言う訳だ。
タヤマ学校は「人はどんな人でも能力を持っています。決して能力のない人はいません。自分自身の能力を最大限に引き出し、自分自身の成功と価値ある目標を持つこと、その出発点に立つことをタヤマ学校は原点」として数々の教育プログラムを実施しており、2,500社、6万5千人以上の卒業生を輩出。その多くの卒業生である経営者、従業員が様々な業界で活躍をしている。
田山敏雄氏は経団連の会長も務めた土光敏夫氏の秘書を経験後、独自のセールスノウハウを駆駆使し、ブリタニカのトップセールスマンまでに登り詰めた。昭和42年に現在のタヤマスクールをスタートし現在に至っている。まさに日本のビジネススクールの草分け的存在の方である。
タヤマ学校の40周年に田山校長が、念願であった海外での学校設立をカンボジアで行う事を決め、帰国し、社員にカンボジア行きの志願者を募った際に、当時、タヤマ学校の社員だった土井氏は迷わずその場で挙手をしたそうだ。校長のあまりの突然の話に、他の社員は驚くばかりだったそうだが、土井氏は迷わずすぐに手を上げ、現地学校の責任者はその場で土井氏に決定した。土井氏はまさにチャンスの神様の前髪をすかさず掴み取ったのだろう。
しかし、その後は大変な日々を過ごす事になる。まずは家族の説得である。一年の多くを海外で過ごす事になるという決断をした後からの説得は非常に困難だったらしい。しかし、土居氏の熱意が家族の方々に伝わったのだろう、まずは娘さんが、カンボジア行きを肯定してくれるようになり、その後、奥様も了解してくれたそうだ。
その次の困難は開校までのハードな日程である。赴任後、開講までの期間は僅か一ヶ月!。その間に自分の住む場所はもちろん、学校施設の場所を決め、賃貸契約を済ませ、生徒を募集し・・・そして、田山校長からのもうひとつの大きなミッションである、カンボジア政府公認となり、調印式を行うと言うのだ。しかも運が悪いことに、丁度土居氏が赴任した4月は現地の正月となり、約一週間はほとんど何も出来ない空白期間となってしまったそうだ。
しかし、土居氏はリクルート時代に培ったガッツとパワーでこれらの困難なミッションを遣り遂げ、一ヶ月後の調印式は政府関係者や田山校長をはじめ、日本の関係者の多くも参加し、盛大に執り行われたそうだ。このニュースはカンボジアでもその日のトップニュースとして、TVなどでも大きく報道された。
タヤマ実践カレッジは、学びたくとも学べない、働きたくとも働けない若者達に、学ぶ場と働く場を提供し、彼らが将来自国の発展に寄与できる人材へと育成する学校であり、日本語を含め、日本の文化や習慣が学べ、しかも学費が無料であると言うこともあり、応募が殺到したらしい。その数定員250名に対し、1200名以上の応募があったそうだ。中国にGDP2位の座を奪われ、国全体が自信を失いかけているように感じる日本であるが、カンボジアへのODA拠出額世界一である日本の事は現地でもよく知られており、日本への感謝と憧れの気持ちは多くの人々の心に浸透しているそうだ。
ポル・ポト政権下で多くの知識人たちが大量に虐殺されたカンボジアは再生に向け踏み出しているが、そんな中でやはり重要になるのは教育であることは間違いない。今だ多くの人々が貧困に喘ぎ、満足な教育を受けられるはほんの僅かな人たちに限られる。平均年齢22.1歳(2008年推定値)は日本の約半分。平均寿命も50歳に満たないカンボジアは高齢化に苦しむ日本とは全く逆の若い国である。現地の人々の目はキラキラと輝いているそうだ。戦後の復興期の日本のようだと田山校長は語ったそうだ。
そんな中でタヤマ実践カレッジが果たす役割は非常に大きいのではないだろうか。学生たちの様子をDVDで見せて頂いたが、彼らにとってこの学校は希望の光なのだ。彼らの活躍とカンボジアの再建が早期に実現する事を祈りたいものだ。
タヤマ実践カレッジはタヤマ学校の卒業生の方々の善意によって運営されている。しかしカンボジアに続き、チェンマイ、そして近日ラオスへの展開を考えている状況では資金は充分と言えず、多くの方々の更なる善意を募っているそうだ。
寄付はもちろんだが、募金箱の設置など、様々な支援の方法が用意されているので、出来る事から実践して行きたいものである。
最後に、支援とは何か?土居氏は「最初は一方通行のものかと思っていたが、支援する側は、支援される側から、多くのものを与えられる」と語る。支援とはする側も、される側も多くのものを与えられるものなのだ。「人の喜び、我が喜びに・・・」 本当の支援を実践できた時、我々は多くの喜びを頂く事が出来るのであろう。土居様、本日はありがとうございました。
2011/01/14
第22回MS 松本 光司氏/変化が表れる時
タイトル:変化が表れる時
講師:松本 光司氏/社団法人倫理研究所 法人局普及事業部 首都圏方面 副方面長
日時:2011年1月14日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F
本日は倫理研究所の首都圏副方面長 松本光司氏を前日の役員研修に引き続き講師にお迎えした。松本副方面長と当会にはご縁が深く、準倫理法人会の設立時から数えて、一年半の間に3回目の訪問を頂いた。178単会を担当に持つ、松本副方面長に3回目の訪問を頂くとは、只ならぬご縁を感じざるを得ない。土佐男児の氏はいつも凛としており、我々によい意味での緊張感を与えてくれる。その容姿と身のこなしには清潔感と清清しさが溢れており、その姿を拝見しているだけで、何とも心が洗われる気がするのである。
松本副方面には、まず、本日輪読を行った『万人幸福の栞』第五条(夫婦対鏡)について、解説を頂いた。この世に存在する万物は全て対立しており、対立していないものは存在しない。明と暗、プラスとマイナス、そして男性と女性等々。対立関係にあるものが存在するからこそ、それぞれが引き立ち、存在感が増す。また、その対立するもの同士が交わる事により、全く新しい何かが生まれるのだそうだ。経営と家庭との因果関係は無いのではないかという人がいるが、それは大きな間違いであると氏は指摘する。経営者は利益を産み出だす存在である。その根源となる家庭の明朗愛和が経営者には必須なのだと・・・非常にわかり易く、納得の行く解説を頂いた。
そして、本日のテーマでもある、「変化が表れる時」について。
長年倫理の勉強をしているが、何も変わらないという人がいる。そういう人を観察していると実践が伴っていないことが多い事に気付くのだそうだ。明朗でなかったり、素直でなかったり、ハイの返事ひとつとっても、声がきちんと出ていないなど。まずは、理屈抜きにやってみる事が大事であると氏は言う。苦手な事をやってみる。出来そうもないと思い込んでいることをやってみる。MSに参加する日だけの早起きでなく、毎日目が覚めたらすぐに起きる。昨今の日本は高学歴社会となり、頭で考え過ぎる傾向があるようである。まずはあれこれ考えずに「理屈抜きにやってみる」事が大事。そうすれば、変化が現れる。なるほど、その通りであろう。
最後に、倫理は、非常識ではなく、『超常識』なので必ず実践する事で変化が現れる、との言葉を頂いた。何とも説得力がある、心強いお言葉である。前日の役員研修にて頂いた「実践を伴わない倫理は『毒』となる」というハッとさせられる言葉とともに、十分に噛み締め、頭でっかちになっていないか?実践が出来ているか?を自分自身に問い直す良い機会を頂いた。朝日の中に消えてゆく、松本副方面長の後姿を見送りながら、何とも清清しい気持ちになった。また早くお目にかかりたいものである。松本副方面長、ありがとうございました。
講師:松本 光司氏/社団法人倫理研究所 法人局普及事業部 首都圏方面 副方面長
日時:2011年1月14日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F
本日は倫理研究所の首都圏副方面長 松本光司氏を前日の役員研修に引き続き講師にお迎えした。松本副方面長と当会にはご縁が深く、準倫理法人会の設立時から数えて、一年半の間に3回目の訪問を頂いた。178単会を担当に持つ、松本副方面長に3回目の訪問を頂くとは、只ならぬご縁を感じざるを得ない。土佐男児の氏はいつも凛としており、我々によい意味での緊張感を与えてくれる。その容姿と身のこなしには清潔感と清清しさが溢れており、その姿を拝見しているだけで、何とも心が洗われる気がするのである。
松本副方面には、まず、本日輪読を行った『万人幸福の栞』第五条(夫婦対鏡)について、解説を頂いた。この世に存在する万物は全て対立しており、対立していないものは存在しない。明と暗、プラスとマイナス、そして男性と女性等々。対立関係にあるものが存在するからこそ、それぞれが引き立ち、存在感が増す。また、その対立するもの同士が交わる事により、全く新しい何かが生まれるのだそうだ。経営と家庭との因果関係は無いのではないかという人がいるが、それは大きな間違いであると氏は指摘する。経営者は利益を産み出だす存在である。その根源となる家庭の明朗愛和が経営者には必須なのだと・・・非常にわかり易く、納得の行く解説を頂いた。
そして、本日のテーマでもある、「変化が表れる時」について。
長年倫理の勉強をしているが、何も変わらないという人がいる。そういう人を観察していると実践が伴っていないことが多い事に気付くのだそうだ。明朗でなかったり、素直でなかったり、ハイの返事ひとつとっても、声がきちんと出ていないなど。まずは、理屈抜きにやってみる事が大事であると氏は言う。苦手な事をやってみる。出来そうもないと思い込んでいることをやってみる。MSに参加する日だけの早起きでなく、毎日目が覚めたらすぐに起きる。昨今の日本は高学歴社会となり、頭で考え過ぎる傾向があるようである。まずはあれこれ考えずに「理屈抜きにやってみる」事が大事。そうすれば、変化が現れる。なるほど、その通りであろう。
最後に、倫理は、非常識ではなく、『超常識』なので必ず実践する事で変化が現れる、との言葉を頂いた。何とも説得力がある、心強いお言葉である。前日の役員研修にて頂いた「実践を伴わない倫理は『毒』となる」というハッとさせられる言葉とともに、十分に噛み締め、頭でっかちになっていないか?実践が出来ているか?を自分自身に問い直す良い機会を頂いた。朝日の中に消えてゆく、松本副方面長の後姿を見送りながら、何とも清清しい気持ちになった。また早くお目にかかりたいものである。松本副方面長、ありがとうございました。
2011/01/07
第21回MS アミン・ウラー・ベーグ氏/目を覚ませ日本人!!~世界から見た日本の行方~
タイトル:目を覚ませ日本人!!~世界から見た日本の行方~
講師:アミン・ウラー・ベーグ氏/現地旅行会社 シルクロード キャラバン 代表
日時:2011年1月7日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F
本日は、現在葉山在住で、パキスタンにて旅行会社を経営するアミン・ウラー・ベーグ氏を講師にお迎えした。氏は、パキスタン政府 カルチャー・スポーツ&ツーリズム省 登山・トレッキング・文化・ツアー 全科目取得の公認ガイドで、パキスタン及び周辺国のツアーのコーディネートに加え、テレビ取材コーディネーション・ジャーナリスト・通訳としても10数年のキャリアをもっておられる。先日放映されたNHKの番組のコーディネーションも氏が行ったそうだ。また、氏は10数言語会話能力を身に着けておられるそうで、日本語についても、目をつぶって聞いていたら、日本人と間違えるのではないかと思うくらい流暢にお話を頂いた。
アミン・ウラー・ベーグ氏を含め、パキスタンの人々は、親日感情が強いらしい。氏の最初の日本との出会いは三菱製の鉛筆だそう。また、日露戦争の時代に祖父がイギリス軍に従軍し、同盟国であった日本人について、勤勉、誠実という印象をもち、それを氏に良く話してくれたそうだ。また、パキスタンにおいて、当時、殆どの家電が日本製であり、高性能で耐久性の高い日本製品は、パキスタンの人々に日本の良いイメージを植え付けたようだ。
しかし、ここ10年くらいの間に現地の家電製品は殆ど中国製や韓国製に打って変わり、日本製をあまり見かけなくなってしまったとの事。現地では、日本のメーカーは家電の生産を止めてしまったというデマが流れるほどらしい。
パキスタン人のベーグ氏からみて、今の日本は本当に元気を失ってしまったように感じてならないと言う。また、政官あげての、外交やセールスの下手さ加減が非常に目に付くらしい。昨今そのような動きにより、原発プラントの受注に成功した例などが報道されているが、まだ、中国や韓国などのアジア諸国に比べると日本が出遅れている感は否めないと言う。
その他、こんな事を感じているそうだ。
・日本は60歳以上の方々が元気だ。(若い人が元気がない)
・パキスタンを訪れる観光客は9.11以降、約1/10程度になっている。現在パキスタンを訪れる観光客はバックパッカーが殆どだそう。
・日本人の女性は元気がある。ホテルやレストランを経営する日本人女性が少なくない
そこで、氏は、日本人はもっと外に目を向けるべきだ!日本のビジネスマンよパキスタンでビジネスを始めるべきだ!と提言する。
氏の母国パキスタンは、日本での報道とは裏腹に安全で多くの素晴らしい観光資源(8000m級の山岳地域や数多くの仏教遺産、「風の谷のナウシカ」の舞台とも言われる、フンザ地方・アルティット村等々)や世界遺産(モヘンジョダロやハラッパなど)を持っており、しかも日本で言われているほど危険ではないそうだ。タリバンなどの紛争地域は現地の人々も寄り付かない国境付近なのだそうだ。
例えば、パキスタンの農業人口は多いが、生産、物流など日本ほどシステマチックになったいないため、日本の洗練されたシステムは向こうでは求められるのではないかとの事。(現地のマンゴーはまだ日本ではあまり見かけないが、氏曰く、世界で一番美味しいマンゴーだそうだ。)また急成長を続ける中国とインドとの国境を持つパキスタンは地理的にも優位性が高い。
なるほど・・・である。
日本人全体が元気を失っている昨今、ベーグ氏の話は我々を大いに勇気づけ、また示唆に富むものであった。当会の会員の業種は様々だが、それぞれに海外でのビジネスという事を、意識させてくれるとても素晴らしい講話をお聞かせ頂いた。
我々の頭の中から、パキスタンという国に対する先入観は消えうせ、皆、意識は既にパキスタンへ飛んでいた。誰かとも無く言い出したツアーの話は盛り上がり、参加表明をする方が10名を超えた。言葉だけに終わらせず、ぜひ実現したいものである。新たな気付きを与えて頂いたアミン・ウラー・ベーグ氏と氏を支える奥様に心より感謝申し上げる次第である。ベーグ様ご夫妻、ありがとうございました。
パキスタン現地旅行業&取材コーディネーション/シルクロードキャラバン社
Webサイトはこちら
講師:アミン・ウラー・ベーグ氏/現地旅行会社 シルクロード キャラバン 代表
日時:2011年1月7日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F
本日は、現在葉山在住で、パキスタンにて旅行会社を経営するアミン・ウラー・ベーグ氏を講師にお迎えした。氏は、パキスタン政府 カルチャー・スポーツ&ツーリズム省 登山・トレッキング・文化・ツアー 全科目取得の公認ガイドで、パキスタン及び周辺国のツアーのコーディネートに加え、テレビ取材コーディネーション・ジャーナリスト・通訳としても10数年のキャリアをもっておられる。先日放映されたNHKの番組のコーディネーションも氏が行ったそうだ。また、氏は10数言語会話能力を身に着けておられるそうで、日本語についても、目をつぶって聞いていたら、日本人と間違えるのではないかと思うくらい流暢にお話を頂いた。
アミン・ウラー・ベーグ氏を含め、パキスタンの人々は、親日感情が強いらしい。氏の最初の日本との出会いは三菱製の鉛筆だそう。また、日露戦争の時代に祖父がイギリス軍に従軍し、同盟国であった日本人について、勤勉、誠実という印象をもち、それを氏に良く話してくれたそうだ。また、パキスタンにおいて、当時、殆どの家電が日本製であり、高性能で耐久性の高い日本製品は、パキスタンの人々に日本の良いイメージを植え付けたようだ。
しかし、ここ10年くらいの間に現地の家電製品は殆ど中国製や韓国製に打って変わり、日本製をあまり見かけなくなってしまったとの事。現地では、日本のメーカーは家電の生産を止めてしまったというデマが流れるほどらしい。
パキスタン人のベーグ氏からみて、今の日本は本当に元気を失ってしまったように感じてならないと言う。また、政官あげての、外交やセールスの下手さ加減が非常に目に付くらしい。昨今そのような動きにより、原発プラントの受注に成功した例などが報道されているが、まだ、中国や韓国などのアジア諸国に比べると日本が出遅れている感は否めないと言う。
その他、こんな事を感じているそうだ。
・日本は60歳以上の方々が元気だ。(若い人が元気がない)
・パキスタンを訪れる観光客は9.11以降、約1/10程度になっている。現在パキスタンを訪れる観光客はバックパッカーが殆どだそう。
・日本人の女性は元気がある。ホテルやレストランを経営する日本人女性が少なくない
そこで、氏は、日本人はもっと外に目を向けるべきだ!日本のビジネスマンよパキスタンでビジネスを始めるべきだ!と提言する。
氏の母国パキスタンは、日本での報道とは裏腹に安全で多くの素晴らしい観光資源(8000m級の山岳地域や数多くの仏教遺産、「風の谷のナウシカ」の舞台とも言われる、フンザ地方・アルティット村等々)や世界遺産(モヘンジョダロやハラッパなど)を持っており、しかも日本で言われているほど危険ではないそうだ。タリバンなどの紛争地域は現地の人々も寄り付かない国境付近なのだそうだ。
例えば、パキスタンの農業人口は多いが、生産、物流など日本ほどシステマチックになったいないため、日本の洗練されたシステムは向こうでは求められるのではないかとの事。(現地のマンゴーはまだ日本ではあまり見かけないが、氏曰く、世界で一番美味しいマンゴーだそうだ。)また急成長を続ける中国とインドとの国境を持つパキスタンは地理的にも優位性が高い。
なるほど・・・である。
日本人全体が元気を失っている昨今、ベーグ氏の話は我々を大いに勇気づけ、また示唆に富むものであった。当会の会員の業種は様々だが、それぞれに海外でのビジネスという事を、意識させてくれるとても素晴らしい講話をお聞かせ頂いた。
我々の頭の中から、パキスタンという国に対する先入観は消えうせ、皆、意識は既にパキスタンへ飛んでいた。誰かとも無く言い出したツアーの話は盛り上がり、参加表明をする方が10名を超えた。言葉だけに終わらせず、ぜひ実現したいものである。新たな気付きを与えて頂いたアミン・ウラー・ベーグ氏と氏を支える奥様に心より感謝申し上げる次第である。ベーグ様ご夫妻、ありがとうございました。
パキスタン現地旅行業&取材コーディネーション/シルクロードキャラバン社
Webサイトはこちら
2010/12/24
第20回MS 中島 康弘氏/決心が環境を変える
タイトル:決心が環境を変える
講師:中島 康弘氏/(社)倫理研究所 法人局普及事業部 首都圏副方面長
日時:2010年12月24日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F
本日は倫理研究所、首都圏副方面長の中島氏を講師にお迎えした。中島氏は以前、家庭倫理の会の近畿地区のご担当だったそう。当会発足と同時期に法人局に配属になり当会へのご縁を感じて頂いていると何とも有難いお言葉を頂いた。元々お母様が家庭倫理の会で学ばれており、学校を卒業後すぐに入所されたのだそう。本日は「決心が環境を変える」というテーマでお話を頂いた。
講師:中島 康弘氏/(社)倫理研究所 法人局普及事業部 首都圏副方面長
日時:2010年12月24日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F
よく運命は変わらないという人がいる。運命は決まっているものだと。それは違う。それは宿命という。栞にもあるように、運命は自ら招き入れているものであり、自分の心の持ちようでいくらでも変える事が出来ると氏は言う。その為には決心が必要である。中途半端な決心ではなく、本気の決心が。一生懸命なら、知恵が出る。中途半端では愚痴が出る。言い訳が出る。自分の心を変えれば、表情が変わり、人相が変わる。言葉が変わり、性格が変わる。姿勢が変わり、生活が変わる。ひいては環境が好転するのだ。本日の輪読は丁度、第3条「運命自招」だった。(偶然か必然か)氏は一文を引用した「その人の心の通りに、境遇のほうが変わるのである」。丸山先生の言う倫理とは特別なものではなく、ごくごく常識的な事、つまり超常識であると。我境一体、腹を決めて行動する事で、環境が変わる、すべては己自身の決心なのである。本日はその事を再認識し、勇気と希望を頂いた気がした。中島先生、ありがとうございました。
2010/12/17
第19回MS 星 孝幸氏/ハガキで出会いと未来が変わる
タイトル:ハガキで出会いと未来が変わる
講師:星 孝幸氏/有限会社星エンタープライズ 代表取締役
日時:2010年12月17日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F
本日は当会、副専任幹事の星孝之氏を講師にお招きした。星氏は昨年当会での講話を皮切りに、県下18箇所の単会にて、講話を行ったそうだ。正に積極性と実践の人である。本日のタイトルは「ハガキで出会いと未来が変わる」だが、実際に私も星氏に頂いたハガキによって、大分未来が変わった一人でもある。実は私も当会に入る大元のきっかけは、星氏のハガキによるものだった。その後、多くの素晴らしい方々に出会う事が出来、様々な事象が良い方向へと変化した事を実感している。星氏は私にとって恩人である。
講師:星 孝幸氏/有限会社星エンタープライズ 代表取締役
日時:2010年12月17日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F
本日の講話は、参加者の顔ぶれを見ながらのよい意味でのアドリブとなった。(昨今星氏は参加者の顔ぶれや雰囲気によってネタの出し入れが可能な域に達したそうである。)星氏は手作りのハガキのデザインを何パターンも持っており、相手(の状況)によって使い分けるそうだ。また、それらのハガキをいつも持ち歩いているらしい。ハガキを書くという行為を特別な事とせず、日常的にする事で多くのハガキを出し続けられるのだ。
相手の話を聞く時のコツは?「すなお」だそう。「す」凄いですね!「な」なるほど!「お」おもしろいですね!とオーバーアクションで行うことで、相手との距離がグッと縮まるのだそうだ。(なるほど)。星氏は努力の人でもある。「ユダヤの教え」を7ヶ月かけて全て暗記したそうだ。
講話の後半は、日航ジャンボ機の被害者が残した家族への手紙と、血縁の無い母に母子家庭で育てられた子供が亡き母に宛てた感動的な手紙をプロジェクターを使って紹介し、会場は感動の涙に包まれた。正に星氏が前日深夜まで考えたシナリオ通りだ。想いを伝える事、すぐに伝える事が、家庭においてもビジネスにおいても重要であり、高度情報化社会においても、やはりハガキや手紙は想いが伝わる一番良いアイテムであるという。本日のMSの最後は「皆さん、周りの人々にあなたの愛、想いをきちんと伝えましょう」という言葉で締めくくられた。早朝から星氏に感動を頂きました。ありがとうございました。
2010/12/10
第18回MS 服部 匡成氏/盛衰パターンから読み解く我々の進むべき道(文明法則史学と大局観)
タイトル:盛衰パターンから読み解く我々の進むべき道(文明法則史学と大局観)
講師:服部 匡成氏/文明法則史学研究員
日時:2010年12月10日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F
本日は文明法則史学研究員の服部匡成氏を講師にお迎えした。服部氏は大手鉄鋼メーカーに在籍しながら、文明史学研究員としても活躍されている。また高津区の倫理法人会にも所属されている、スーパーサラリーマンである。
文明史学とは、故村山節氏が1937年頃に発見した学問だそうだ。村山先生が鎌倉の鶴岡八幡宮の境内を歩いている時にふと天の声を聞き、1cmを10年とし、過去1万年(10m)の年表を作成したところ、東洋文明と西洋文明が800年毎に盛衰を繰り返している事を発見し、この学問が確立された歴史学。服部氏は、現在文明法則史学の継承者である、林英臣氏より、1996年に研究員に任命され、以来、ヨーロッパ史の検証や今後の日本の進むべき道などを研究されているそう。西洋と東洋の盛衰パターンを線で描くときれいな二重らせんとなり、DNAの構造と一致している事は興味深い。
本日は、限られた時間の中で、服部氏の溢れんばかりの歴史知識の中から、過去の歴史上の出来事が盛衰のどの時期に当たるのかなどをわかりやすく説明頂いた。
盛衰パターンには、文明の盛衰、社会(国家)の盛衰があり、例えばアメリカは現在、衰退期(過渡期)に入っているのではないかという事である。世界の一国支配はもはや難しい状況は周知の事実であり、この説は頷ける。
800年周期の盛衰パターンは2000年頃より、東西の盛衰が入れ替わり、これからは東洋の時代に入る。それは世界における東洋的な価値観が不可欠になるという意味でもあるらしい。戦後の東洋において最も西洋化し、発展を遂げた日本の役割は何かを今一度考える必要があると氏は説く。そして、そのヒントが倫理の中にあると。本日は時間も限られておりましたが、服部氏にはこの壮大な学問をわかりやすくご説明頂きました。機会があれば、より深いお話をお聞きしたいものです。服部様ありがとうございました。
講師:服部 匡成氏/文明法則史学研究員
日時:2010年12月10日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F
本日は文明法則史学研究員の服部匡成氏を講師にお迎えした。服部氏は大手鉄鋼メーカーに在籍しながら、文明史学研究員としても活躍されている。また高津区の倫理法人会にも所属されている、スーパーサラリーマンである。
文明史学とは、故村山節氏が1937年頃に発見した学問だそうだ。村山先生が鎌倉の鶴岡八幡宮の境内を歩いている時にふと天の声を聞き、1cmを10年とし、過去1万年(10m)の年表を作成したところ、東洋文明と西洋文明が800年毎に盛衰を繰り返している事を発見し、この学問が確立された歴史学。服部氏は、現在文明法則史学の継承者である、林英臣氏より、1996年に研究員に任命され、以来、ヨーロッパ史の検証や今後の日本の進むべき道などを研究されているそう。西洋と東洋の盛衰パターンを線で描くときれいな二重らせんとなり、DNAの構造と一致している事は興味深い。
本日は、限られた時間の中で、服部氏の溢れんばかりの歴史知識の中から、過去の歴史上の出来事が盛衰のどの時期に当たるのかなどをわかりやすく説明頂いた。
盛衰パターンには、文明の盛衰、社会(国家)の盛衰があり、例えばアメリカは現在、衰退期(過渡期)に入っているのではないかという事である。世界の一国支配はもはや難しい状況は周知の事実であり、この説は頷ける。
800年周期の盛衰パターンは2000年頃より、東西の盛衰が入れ替わり、これからは東洋の時代に入る。それは世界における東洋的な価値観が不可欠になるという意味でもあるらしい。戦後の東洋において最も西洋化し、発展を遂げた日本の役割は何かを今一度考える必要があると氏は説く。そして、そのヒントが倫理の中にあると。本日は時間も限られておりましたが、服部氏にはこの壮大な学問をわかりやすくご説明頂きました。機会があれば、より深いお話をお聞きしたいものです。服部様ありがとうございました。
2010/12/03
第17回MS 藁科 孝久氏氏/みんなが喜ぶ仕組み作り~湘南みかんパートナーシップ~
タイトル:みんなが喜ぶ仕組み作り~湘南みかんパートナーシップ~
講師:藁科 孝久氏氏/NPO法人湘南スタイル 理事長
日時:2010年12月3日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F
本日はNPO法人湘南スタイルの理事長、藁科孝久氏を講師にお招きした。当会会員のA氏が湘南スタイルのメンバーとなっており、そのご縁で今回のセミナーが実現した。
藁科氏は大学卒業後、大手アパレル会社へ就職し、25歳で独立起業し女性向け衣料品製造販売会社の経営者となった。創業時から、業績は右肩上がりで伸び続け、創業10年で10億企業に育て上げた。その後、大手デパートへの出店依頼や株式上場の話まで飛び込むようになったが。創業から10年以上が経ち、企業規模も大きくなるにつれて、売上至上主義になってしまっていた事に疑問を抱くようになった。創業当時の藁科氏は、お客に喜んでもらうこと、ファンになってもらう事に専心し、ファンが増えて行く事にやりがいを感じていたが、いつの間にか、利益と規模の追求を追
い求めるようになり、その当時の気持ちを失いかけていた。氏は当時の熱い情熱をもって再度事業にチャレンジしたいと考えた。そして氏を含めて団塊の世代が失ってしまった地域コミュニティーとの繋がり、そして共生を実現する事の出来る事業を。それが「湘南スタイル」だった。氏は2005年に「NPO法人湘南スタイル」を設立し、理事長に就任した。翌年、長年経営していたアパレル企業を社員の方々へ譲渡し現在は「湘南スタイル」に精力を傾けている。
「湘南スタイル」は"地域貢献・社会貢献や人間関係の形成を基盤とする「持続可能な社会づくり」 の実現に向け、地域の活性化活動と自己実現を共生させる研鑚の場として"設立された。素晴らしい理念の元に設立された事業ではあるが、これまでの道のりは平坦ではなかった。昨今ようやく採算ラインが見えてきたというが、これまで多くの資金を自ら投入して来たきた。様々な試行錯誤の中から、辿り着いたのが「食」だった。湘南スタイルはNPO法人であり、ボランティアで様々な人や企業たちが参加している。この人や企業が「湘南スタイル」との間でギブ&テイクできる仕組みが「食」にあるのだそうだ。現在湘南スタイルが推進しているプロジェクトはいくつかあるが、今回のテーマとなっている湘南「みかんの木」パートナーシッププログラムは、「みかんの木でみんなが喜ぶ!」をキャッチフレーズに農家と参加者、そして地域社会、三方よしの循環を実現するスキーム。神奈川県内のみかん農家数はこの20年で約半分以下に減少し、2005年時点でみかん農家数は3,201戸、栽培面積は1106haとなっている。一本の木の収益は8千円程度となっていて、生産コストとのバランスが崩れつつあることから、後継者不足、転業、廃業、荒廃農園の増加と言った負のスパイラルが広がりつつある。そのような問題を解決する可能性を大いに含んでいるのが、このプログラムだ。一口31,500円の参加費で、みかん収穫体験に参加でき、みかん約400個(50kg)を持ち帰れるばかりか、摘果みかんや出荷不適格みかんから作られるジャムやアイスクリーム、ドレッシングやフレッシュなどの加工品までもらえてしまう。また、社会貢献(CSR)や地域貢献、農業保全などの身近な貢献ができる。農家の方々は今まで売り物にならなかった摘果みかんなどが加工品になる事で、収益増が見込め、その地域活性化にも繋がる。正に負のスパイラルから富のスパイラルへの変換である。この事業は神奈川県の重点事業としても採用され、農業振興の新たなるスキームとして注目されている。近日、松沢知事も視察に訪れるそうだ。その他、湘南スタイルでは、地元茅ヶ崎産のお米を非常用のおかゆとして加工販売し、一反あたりの売上を飛躍的に向上させる事に成功した。また地元産の規格外人参から作った焼酎「さん」はNHKでも取り上げられ、売り切れとなった。
様々な斬新なアイデアで地域活性化を行うNPO法人湘南スタイルの成功事例は、ひいては日本の地域社会、農業、食文化の救世主ともなりうる可能性を秘めていると感じた。藁科理事長の企業人としての豊富経験は、NPOとしての活動にも大いに生かされており、NPO法人のお手本にもなりうるではないだろうか。湘南地域は全国でも有数のブランド力を持っていると思うのだが、それを充分に生かしきれていないのではないだろうか。湘南スタイルの新しいやり方は、湘南ブランドの確立にも一番近い位置にいるように思えた。
藁科理事長の印象深い言葉を明記しておきたい。あるセミナーでお聞きになった話だそうだ。あなたはあげる人生ともらう人生のどちらが良いでしょうか?とその講師の方は参加者に尋ねたそうだ。自分がそうできているかは別にして、多くの方はあげる人生が良いと答えると思う。しかし、その講師の方は、私はもらうばかりの人生を歩んで来たと言ったそうだ。何かをあげる、何かをしてあげる、確かに素晴らしい事だが、どうも上から目線であり、自己満足になりがちである。そうではなく、何かを、させてもらうというスタンスで物事を考えると感謝の気持ちを持つことができるのだそうだ。正に眼から鱗である。今後はもらう人生を送って生きたいと感じた。
今後も「湘南スタイル」の活動からは目が話せない。同じ湘南地区の倫理法人会に所属するものとして、「湘南スタイル」の活動を応援して行きたいものである。藁科理事長、新しい気付きを頂きありがとうございました。
【リンク】
NPO法人湘南スタイル
講師:藁科 孝久氏氏/NPO法人湘南スタイル 理事長
日時:2010年12月3日(金)6:30~7:30
会場:逗子キングプラザ4F
本日はNPO法人湘南スタイルの理事長、藁科孝久氏を講師にお招きした。当会会員のA氏が湘南スタイルのメンバーとなっており、そのご縁で今回のセミナーが実現した。
藁科氏は大学卒業後、大手アパレル会社へ就職し、25歳で独立起業し女性向け衣料品製造販売会社の経営者となった。創業時から、業績は右肩上がりで伸び続け、創業10年で10億企業に育て上げた。その後、大手デパートへの出店依頼や株式上場の話まで飛び込むようになったが。創業から10年以上が経ち、企業規模も大きくなるにつれて、売上至上主義になってしまっていた事に疑問を抱くようになった。創業当時の藁科氏は、お客に喜んでもらうこと、ファンになってもらう事に専心し、ファンが増えて行く事にやりがいを感じていたが、いつの間にか、利益と規模の追求を追
い求めるようになり、その当時の気持ちを失いかけていた。氏は当時の熱い情熱をもって再度事業にチャレンジしたいと考えた。そして氏を含めて団塊の世代が失ってしまった地域コミュニティーとの繋がり、そして共生を実現する事の出来る事業を。それが「湘南スタイル」だった。氏は2005年に「NPO法人湘南スタイル」を設立し、理事長に就任した。翌年、長年経営していたアパレル企業を社員の方々へ譲渡し現在は「湘南スタイル」に精力を傾けている。
「湘南スタイル」は"地域貢献・社会貢献や人間関係の形成を基盤とする「持続可能な社会づくり」 の実現に向け、地域の活性化活動と自己実現を共生させる研鑚の場として"設立された。素晴らしい理念の元に設立された事業ではあるが、これまでの道のりは平坦ではなかった。昨今ようやく採算ラインが見えてきたというが、これまで多くの資金を自ら投入して来たきた。様々な試行錯誤の中から、辿り着いたのが「食」だった。湘南スタイルはNPO法人であり、ボランティアで様々な人や企業たちが参加している。この人や企業が「湘南スタイル」との間でギブ&テイクできる仕組みが「食」にあるのだそうだ。現在湘南スタイルが推進しているプロジェクトはいくつかあるが、今回のテーマとなっている湘南「みかんの木」パートナーシッププログラムは、「みかんの木でみんなが喜ぶ!」をキャッチフレーズに農家と参加者、そして地域社会、三方よしの循環を実現するスキーム。神奈川県内のみかん農家数はこの20年で約半分以下に減少し、2005年時点でみかん農家数は3,201戸、栽培面積は1106haとなっている。一本の木の収益は8千円程度となっていて、生産コストとのバランスが崩れつつあることから、後継者不足、転業、廃業、荒廃農園の増加と言った負のスパイラルが広がりつつある。そのような問題を解決する可能性を大いに含んでいるのが、このプログラムだ。一口31,500円の参加費で、みかん収穫体験に参加でき、みかん約400個(50kg)を持ち帰れるばかりか、摘果みかんや出荷不適格みかんから作られるジャムやアイスクリーム、ドレッシングやフレッシュなどの加工品までもらえてしまう。また、社会貢献(CSR)や地域貢献、農業保全などの身近な貢献ができる。農家の方々は今まで売り物にならなかった摘果みかんなどが加工品になる事で、収益増が見込め、その地域活性化にも繋がる。正に負のスパイラルから富のスパイラルへの変換である。この事業は神奈川県の重点事業としても採用され、農業振興の新たなるスキームとして注目されている。近日、松沢知事も視察に訪れるそうだ。その他、湘南スタイルでは、地元茅ヶ崎産のお米を非常用のおかゆとして加工販売し、一反あたりの売上を飛躍的に向上させる事に成功した。また地元産の規格外人参から作った焼酎「さん」はNHKでも取り上げられ、売り切れとなった。
様々な斬新なアイデアで地域活性化を行うNPO法人湘南スタイルの成功事例は、ひいては日本の地域社会、農業、食文化の救世主ともなりうる可能性を秘めていると感じた。藁科理事長の企業人としての豊富経験は、NPOとしての活動にも大いに生かされており、NPO法人のお手本にもなりうるではないだろうか。湘南地域は全国でも有数のブランド力を持っていると思うのだが、それを充分に生かしきれていないのではないだろうか。湘南スタイルの新しいやり方は、湘南ブランドの確立にも一番近い位置にいるように思えた。
藁科理事長の印象深い言葉を明記しておきたい。あるセミナーでお聞きになった話だそうだ。あなたはあげる人生ともらう人生のどちらが良いでしょうか?とその講師の方は参加者に尋ねたそうだ。自分がそうできているかは別にして、多くの方はあげる人生が良いと答えると思う。しかし、その講師の方は、私はもらうばかりの人生を歩んで来たと言ったそうだ。何かをあげる、何かをしてあげる、確かに素晴らしい事だが、どうも上から目線であり、自己満足になりがちである。そうではなく、何かを、させてもらうというスタンスで物事を考えると感謝の気持ちを持つことができるのだそうだ。正に眼から鱗である。今後はもらう人生を送って生きたいと感じた。
今後も「湘南スタイル」の活動からは目が話せない。同じ湘南地区の倫理法人会に所属するものとして、「湘南スタイル」の活動を応援して行きたいものである。藁科理事長、新しい気付きを頂きありがとうございました。
【リンク】
NPO法人湘南スタイル
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